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8月期販売額4・7%減/書籍は5月以降低迷続く/出版科研調べ
日時: 2016/10/21 18:54:00
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの8月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比4・7%減となった。
書籍は同2・9%減。文芸書、文庫本などの販売減で5月期以降低迷が続いている。前年の8月期は又吉直樹『火花』(文藝春秋)が販売のピークを迎えていた時期で、文芸書は2割以上のマイナスに。その中で芥川賞受賞作『コンビニ人間』(文藝春秋)が35万部に達し健闘した。文庫本も約8%のマイナスだったが、新海誠『小説君の名は。』(角川文庫)は映画のヒットと連動し75万部に伸長した。児童書、学参・辞典は堅調が続いている。
雑誌は同6・2%減。内訳は、月刊誌が同7・7%減、週刊誌が同0・1%増で、週刊誌が前年を上回るのは12年3月期以来。返品率の改善と送品稼働日の関係で本数が1本多い銘柄が多く、前年並みとなった。コミックスは約19%減で、新刊・既刊とも振るわず、3ヵ月連続の大幅減。
メンテ

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