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「図書カードNEXT」6月から発行開始/日本図書普及
日時: 2016/06/08 18:04:52
情報元: 日書連

日本図書普及は、センター管理型の次世代型図書カード「図書カードNEXT」の発行を6月1日から開始。これまでの磁気カードは発行を終了する。
「図書カードNEXT」(以下、新カード)は、カードに記載されたQRコードを読み取り、インターネット経由で情報を管理する。図書普及では昨年から新しい読取り機への交換を進めており、今年5月にQRコードの読み取りを行う「QRコードリーダー」を加盟書店に送付した。
新カードでは全てのデザインを一新。「ピーターラビット」シリーズは、5千円、3千円、1千円に加え、5百円カードが登場。「東山魁夷」シリーズは1万円、5千円、3千円、1千円の4種類、「富士山」シリーズは2千円と1千円の2種類で、全10種類を用意する。
新カードとこれまでの磁気カード(以下、旧カード)のサイズは同じだが、QRコードを使用したカードとなり、素材も紙に変更される。新カードの裏面には、品名・品番・流通番号のほか、16桁のID番号、4桁(スクラッチ印刷で隠蔽)のPIN番号、取引用・残額確認用のQRコード、有効期限を記載する。
新カードは、購入客に10年間の有効期限を保証しており、書店には在庫期間を考慮して13年間の有効期間の入ったカードを取次から送品する。図書普及では、有効期限が10年を切ったカードは販売しないよう呼びかけており、有効期限10年切れのカードについては交換を予定している。
残額と利用履歴は、パソコンやスマートフォンからカード裏面のIDとPIN番号を入力することで確認できる。店頭では、読取り機により残額のみ確認が可能。旧カードと違い使用してもパンチ穴が開かないため、店頭での使用・未使用のカード管理が重要となる。在庫として持っている旧カードは、継続して使用できるため、引き続き販売できる。その後残った在庫については交換する予定。なお、新カードのスタート時は従来と同じ買切り方式となっているため、店頭で販売する際に「有効化」の作業を行う必要はない。
メンテ

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