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太洋社、10期連続の減収決算/当期純損失8億2337万円
日時: 2015/10/09 16:02:28
情報元: 日書連

太洋社は9月14日、第62期(平成26年7月1日〜平成27年6月30日)の決算概況を発表した。
売上高は前期比30・1%減の171億2100万円で10期連続の減収となった。ゲオ、図書館流通センター(TRC)が同業他社に帳合変更したことが響いた。内訳は、雑誌が同27・7%減の90億5800万円、書籍が同34・7%減の73億7200万円、その他が同0・9%増の6億9000万円。
返品率は同6・5ポイント増の47・0%。内訳は、雑誌が43・0%、書籍が51・6%、その他が33・9%。
利益面では、営業損失7億1514万円(前期1億7509万円の損失)、経常損失7億909万円(同7301万円の損失)となり、営業ベースで5期連続、経常ベースで6期連続の赤字。固定資産売却益3億1496万円などを特別利益に計上したが、貸倒引当金繰入損3億9600万円などを特別損失に計上したため、当期純損失は8億2337万円(同1億5247万円の黒字)と厳しい内容になった。
役員人事では大神田博取締役が退任する。6月30日現在の従業員数は同23名減の96名。
今期の売上高目標は同15・8%減の144億800万円とし、収益性改善に取り組む。
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