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19期ぶりの増収増益/大ヒット作が売上牽引/講談社
日時: 2014/03/04 17:06:59
情報元: 日書連

講談社は2月20日、東京・文京区の本社で第75期定期株主総会と取締役会を開催。終了後、報道関係者に平成25年度の決算概況並びに役員人事、機構改変を発表した。
講談社の第75期決算(平成24年12月1日〜25年11月30日)は売上高が1202億7200万円(前年比2・0%増)となった。内訳は雑誌728億3600万円(同0・9%増)、書籍255億600万円(同3・3%増)、広告収入71億1000万円(同16・3%減)、その他117億9700万円(同24・3%増)、不動産収入30億2000万円(同0・1%減)。この中で雑誌の内訳は、雑誌178億8700万円(同5・4%減)、コミック549億4800万円(同3・1%増)。広告収入の内訳は、雑誌70億7900万円(同16・1%減)、その他3100万円(同41・1%減)。
売上高は、広告収入が落ち込んだものの、『進撃の巨人』『海賊とよばれた男』などメガヒット作の牽引によって1202億円、前年比2・0%増と18期ぶりの増収となった。原価費用面では、直接製造費・編集費の削減により製造原価を圧縮、在庫の削減による流通費の抑制や宣伝プロモーション費の圧縮により利益率の向上に努めた。この結果、営業利益は24億2200万円、経常利益は48億2500万円となり、税引前当期純利益は前年比52・8%増の41億4100万円、当期純利益は同107・3%増の32億1400万円になった。増収増益決算は19期ぶり。
会見で、野間省伸社長は「真価が問われるのは今期だと思っている。第二、第三の『進撃の巨人』『海賊とよばれた男』を生み出していけるよう社員一丸となって努力する」と述べた。(役員人事、機構改変は次号掲載)
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