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教育改革と書店をつなげる/日教販
日時: 2014/02/06 18:17:25
情報元: 日書連

第63回日教販春季展示大市会は、1月7日に東京・新宿区のホテルグランドヒル市ヶ谷で開催された。
展示場では学習参考書・辞典約4千点を陳列したほか、情報コーナーでは、売れ筋商品リスト「MOST」を使用した欠本ゼロの品揃えの活用例や、書店向け情報のダウンロードコーナー、書籍に無料アプリを付けたハイブリッドブックコーナーなどを展示。「平成27年度以降の大学入試の変更点と店頭展開について」をテーマに書店研修会が行われた。
午後0時45分からのセレモニーでは、日教販・河野隆史社長が年頭あいさつ。「ゆとり教育からの脱却により、学習内容の充実、授業時間数の増加が引き続き行われており、業界にとって売上増のチャンスは継続している。教育改革や学習環境の変化と書店の売場をつなげ、書店の地域性や店頭規模に合わせた提案をしていきたい」と学参商戦への意気込みを語った。
日教販の経営課題については、教育分野や経営資源の集中の観点から、家電量販店との取引から撤退すると説明。日販との業務提携では、これまで協業による合理化施策等で成果を上げており、今後は学参ノウハウを活かした営業施策拡大などの増強推進を図っていくと述べた。
続いて来賓を代表し日書連の舩坂良雄会長があいさつ。電子辞書等の普及について、子どもが紙の本を読み、調べることの大切さを訴え、「本の良さ、機械の良さを分かった上でご指導いただければと思う。日書連は児童書による読書推進に力を入れており、皆さんと一緒になって子どもを育てていきたい」と話した。
この後、学習参考書協会・北口克彦理事長の発声で乾杯。福島日教販会の西猛会長(福島県書店商業組合理事長)から河野社長に白河ダルマが贈呈され、来賓全員で片目を入れて新春の学参商戦を祝った。
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