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効率販売と需要創出に力点/日販
日時: 2014/02/06 18:17:02
情報元: 日書連

日販は1月7日、東京・港区のザ・プリンスパークタワー東京で「2014新春を祝う会」を開き、書店、出版社、日販グループ関係者など2214名が出席した。
冒頭、あいさつした平林彰社長は、POS店の年末年始の実績について、書籍は前年比5・5%減、雑誌は7・5%減、合計6・5%減だったと報告。今年は「店頭に拘って場面を変えよう!」をキャッチフレーズに、祭企画、店頭の売上アップ、マージンアップの施策に取り組むと意欲を示した。さらに、同社が推進する出版流通改革について「効率販売と需要創出が2本柱」として、「返品減少によって業界コストを低減させ、プロフィットを創出していく。また、優先販売や仕上がりの保証により、書店の売る力をアップさせ、プロフィットを生み出す」と強調。「業界の利益の源泉は店頭にある。ここを起点とした戦略を打ち出していきたい」と抱負を語った。
来賓を代表してあいさつした紀伊國屋書店の高井昌史社長は、4月からの消費税率引き上げについて「インパクトは大きい」と指摘。「読者がどれだけ本にお金を回してくれるか。他の消費財とパイの取り合いになる。店頭がショールームとなり、外資のネット書店で買うという倒錯した購買行動に拍車がかかってしまう。業界にとって計り知れないダメージだ。三位一体となり、危機意識とスピード感をもって制度を変革するしかない。業界各団体が読書環境の整備、販売環境の正常化、様々なイベントを通して読書人口の拡大に努めているが、さらに地道な努力が必要。今年は業界の力を結集して、より良い出版文化をつないでいくためのエポックメイキングな年にしたい」と述べた。
このあと、紀伊國屋書店の高井社長、光文社の丹下伸彦社長、日販の古屋文明会長、平林社長による鏡開きが行われ、丹下社長の発声で乾杯した。

〔日販大阪・神戸支店新春を祝う会に387名〕
日販大阪支店・神戸支店は1月9日、大阪市北区の日販堂島ビルで「2014年大阪支店・神戸支店新春を祝う会」を開催、書店・出版社など387名が出席した。
冒頭、日販の奥村景二取締役関西・岡山支社長が年頭あいさつ。「最近、社内外を問わず、マイナスのテーマを取り上げる際、自分ではなく周りのせいにする発言が目につく。しかし、他責を積み重ねても発展性はない。今年の支店のキャッチフレーズは『前進』。他責の反対は協働であり、共に動き共に働くことが今年のテーマだ。今年も皆さんと一緒に、店頭にこだわって売場を変えていきたい」と述べた。
続いて、関西日販会・長谷川政博会長(ダイハン書房)、三水会・岡西郁夫代表幹事(扶桑社)、奥村支社長、椎木康智日販大阪支店長、重野美信日販神戸支店長の5氏による鏡開き。その後椎木支店長の乾杯の発声で懇親会に入り、出席者を交えた餅つきが行われ、つきたての餅や豚汁が振る舞われた。
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