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全国初の大活字本専門書店Viva神保町がオープン
日時: 2013/12/06 16:41:43
情報元: 日書連

普通の本の文字の大きさでは読書が困難な弱視者や高齢者のために文字を大きくした大活字本を販売する専門書店「Viva神保町」が11月2日、本の街・東京都千代田区神田神保町の冨山房ビル6階にオープン。神保町ブックフェスティバル開催期間中の2日〜4日に同店や同ビル地下1階の喫茶店で絵本おはなし会、トークショー、パネルディスカッションなどの開店記念フェアが開かれた。
全国で初めての大活字本専門書店。小説、実用書、辞書、点字付き絵本など約2000冊の大活字本を置き、拡大読書器、ルーペなどの読書補助機器も販売する。営業時間は午前10時〜午後5時。定休は日・月曜日と祝日。
3日の開店セレモニーでは、Viva神保町の市橋正光代表(大活字文化普及協会事務局長)が開店あいさつ。「小さい文字の読み書きに困っているすべての人に気軽に足を運んでもらい、読書の楽しさを実感してもらえるよう全力で運営する」と抱負を語った。
大活字文化普及協会の相賀昌宏理事長(小学館)は「いま並んでいる本はベストセラー中心だが、少部数の本も置くようにしたい。古本の売買やレンタルもやりたい」と述べた。
このあと、Viva神保町の柴田信顧問(信山社/岩波ブックセンター)をコーディネーターに、日書連の柴ア繁会長、弱視者問題研究会の新井愛一郎氏、読書権保障協議会の田中章治氏が「大活字本の読みやすさとは?〜読者の願いと書店の役割〜」をテーマにパネルディスカッションを行った。柴ア副会長は「大活字本の普及のためには、全国の書店がもっと高い意識を持つことが必要。弱視者に読書のチャンスを与える輪を広げたい」と語った。
メンテ

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