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【 紀伊國屋1098億円で首位 】
日時: 2012/09/24 18:29:10
情報元: 日書連

日経MJ(日経流通新聞)は7月18日付で第40回日本の専門店調査(2011年度、有効回答399社)を発表した。

 これによると、10年度と比較可能な373社の総売上高は21兆6947億円で、売上高伸び率は前年比0・6%減と、前回調査より5・2ポイント下落。

1973年の調査開始以来初めてマイナスとなった。

家電エコポイント制度終了と地上デジタル放送移行完了に伴い、薄型テレビの販売が急減した家電量販店の大幅減が影響した。

その一方で、東日本大震災の復興需要を追い風にしてドラッグストアやホームセンターが業績を伸ばした。

 23業種のうち増収を達成したのは18業種で前回調査と業種数は変わらず。

減収だったのは、書籍・文具、玩具・ホビー用品、呉服、カメラ、家電製品の5業種。

総合ディスカウントストアは低価格志向をとらえて大幅増。

靴はランニング・ウォーキング関連が引き続き好調で大きく伸びた。

アパレル関連も呉服を除き堅調だった。

 書籍・文具業種の売上高は0・7%減で、前回より2・7ポイント減少した。

売上高1位は紀伊國屋書店の1098億円で2・8%減。

2位はジュンク堂で、7・0%増の511億3500万円だった。

ランキング上位には出店効果などで増収を確保した企業もあったが、全体の落ち込みを補えなかった。

 総売上高経常利益率はヴィレッジヴァンガードが9・3%、1人当たり総売上高は三省堂書店が4124万6千円、3・3mm当たり直営店売上高は有隣堂が633万8千円、直営+FC新設店舗数は未来屋書店が46店で、それぞれトップだった。
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