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【 東北6県5・1%増加 】
日時: 2011/12/30 18:18:30
情報元: 日書連

東北日販会は11月24日、宮城県仙台市の秋保温泉・佐勘で第6回総会を開き、会員書店、出版社、日販から柴田克己会長、古屋文明社長ら総勢250名が出席した。

 藤原直会長(金港堂)は「東日本大震災で全国から見舞金や激励をもらい感謝しているが、被災書店の返品をすべて入帳するという英断には特に勇気づけられた。

震災後、仙台では様々な特需があり、出版業界では活字の意義が認められた。

東北地方の書店は数字が上向いているが、他の地域は伸びていない。

何が足りないのか。

心を打つものが読者に受け入れられている。

出版社は良い企画を考えてほしい。

日販のPARTNERS契約など新しいシステムを導入し、右肩上がりに転じるよう努力したい」とあいさつした。

 来賓を代表して日販の古屋社長は、東北地方の店頭の数字が好調として、「4月から10月の書籍売上は、全国平均が1・5%減に対し、東北6県は5・1%増、岩手・宮城・福島3県に限定すると6・1%増とさらに高い」と報告した。

また、震災直後の流通の混乱を陳謝し、「現在リスク管理の見直しを行っている」と述べた。

 総会に先立って行われた商談会では、出版社64社のブースを書店担当者が訪れた。

講演会では、岩手県大船渡市の地域新聞社、東海新報社の鈴木英彦代表取締役が「復興に向けて」と題して、東日本大震災当日やその後の状況を話した。
メンテ

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