出版・書店 業界 NEWS BOOKSルーエ


出版書店 業界NEWS TOPへ > 記事閲覧           新文化 定期購読 受付  

【 トーハン「TONETS V」開発 】
日時: 2011/02/02 07:52:40
情報元: 日書連

トーハンは書店向け総合情報SAシステム「TONETS V」を開発した。

1月24日の第1次リリースから順次機能を拡大し、4月の第2次リリースと段階を経て全面稼働する。

 返品期限の近い雑誌などを検知する「アラーム機能」、発注や返品など店舗作業の長所と課題を数値によって表示する「スコア機能」、店舗や本部で作業指示や連絡事項を共有、自社ネットワークとして活用可能な「TODO・伝言板」、さらに関東キー局のテレビ番組で紹介された書籍を放映10分後に知らせる機能などを装備。

取引先書店の店舗オペレーション効率化や販売に直結する売場作りを支援する。

 開発は富士通が担当。

初期投資額は約25億円。

今後5年間の運用経費は約10億円。

トーハン桶川SCMセンター内に開設した新データセンターの仮想サーバ上でクラウド型サービスを提供する。

利用料は1店舗あたり月額1万5千円程度を予定。

まず3千店への導入を目指す。

 1月11日の記者会見で、近藤敏貴社長は「店舗オペレーションを効率化し、書店を支援するため開発した。

誰でも簡単に操作できることを重視した。

今後もより良い商品供給の仕組み作りを目指す。

出版社とのオープンネットワークも構築したい」と話した。
メンテ

Page: 1 |