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【 営業力強化とコスト削減を 栗田 】
日時: 2011/01/25 17:36:47
情報元: 日書連

「2011栗田新春あいさつの会」は8日午前11時から東京・板橋区の栗田新物流センター4階大ホールで開催。

出版社、書店など248社・480名が出席した。

 冒頭、郷田照雄社長があいさつ。

「創業93年の歴史の中で大きな節目が2つあった。

一つは平成16年に旧オーナー家からほぼ全量の株式を取得したこと、もう一つは21年に大阪屋と共同出資で株式会社 OKCを設立したこと。

新しい会社に生まれ変わろうと努力している。

第2次中期経営計画の第1年度が昨年9月に終了した。

昨期は微減収増益の決算になった。

いっそうの返品率改善が課題だ。

今期はOKC戸田センターを実現し、物流業務の円滑な移管によるコスト削減を図りたい。

また、OKCへの物流移管により栗田に残るのは営業業務となる。

販売・仕入を強化し、売上増と返品率改善を図る」と語った。

また、私見と前置きして「営業力強化のため、本社を現在の板橋から足場のいい都心に近い場所へ移転したい」との考えを示した。

 大阪屋の南雲隆男社長は「OKCが本格稼働する。

書店にしっかりした物流を供給したい」と述べた。

大阪屋友の会連合会の田村定良会長は、栗田会との協力関係強化に意欲を示した。

 来賓の小学館の早川三雄常務は「栗田と大阪屋が力を合わせれば新たな可能性が生まれる。

本の力を信じて道を切り開こう」と祝辞。

書店を代表してあいさつした南天堂書房の奥村弘志社長は、同氏が企画して昨年11月に開催した第1回首都圏書店大商談会が成功裡に終わったことを報告し、10月下旬に秋葉原で開催する第2回への協力を要請。

「いま生き残っているのは予選を通過して決勝に進出した書店。

規模に関係なく努力した結果。

行動しなければ本は売れない。

若い人たちと力を合わせて夢のある業界にしたい」と述べた。

 郷田、奥村、早川の3氏にNET21の大野裕彦社長が加わり鏡開きの後、大野氏の発声で乾杯した。



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