東洋経済新報社、「石橋湛山全集」を復刊
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- 日時： 2010/03/25 08:22:32
- 情報元： 新文化
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東洋経済新報社は、元主幹・社長で第55代内閣総理大臣を務めた石橋湛山の『全集』と、「東洋経済新報」の元編集長で経済評論家だった高橋亀吉の主要著作3点を9月に同時発売する。
3月9日、東京・丸の内の東京會舘で行われた特約店「日本橋倶楽部」企画説明会の席上、柴生田晴四社長が発表した。明治28年の創業から今年で115年目を迎える同社が記念出版する。
会の冒頭、登壇した柴生田社長は現在、日本の経済状況について「緩やかな回復基調」とし、雇用、設備投資の機運が高まった後、消費に繋がると解説した。また、同社では、日清・日露戦争で領土・権益を得て満州に進出していく当時の日本で「小日本主義」を主張してきたこれまでを振り返りながら、石橋湛山と高橋亀吉の著作が「いまの世界経済危機を読み解く最良の教科書」として復刊の意義を語った。
続いて、川島睦保取締役出版局長が4月から半年間の主要企画を説明。『日本人はなぜ国際人になれないのか』など書籍12点をアピールした。また、「週刊東洋経済」の鈴木雅幸編集長は、4年連続で販売部数を伸ばし、昨年日本ＡＢＣ協会の上半期調査で前年同月比５・６％増と伸長率が週刊誌46誌中1位だったことを伝えた。また、バックナンバーを2週間以上販売する書店数が約550店であることも付言した。
2009年度のチェーン・単店売上げランキングは別表（４面掲載）のとおり。書籍・雑誌部門でのチェーン・単店売上げや伸長率の上位書店、また個人に対し柴生田社長から感謝状が贈られた。
その後の懇親会では小林勉常務が08年10月から09年9月末までの1年間の業績を報告。書籍は216点を刊行し、その売上げは前年比２３％減。特約店の販売シェアは７０％強と述べた。
日販の古屋文明社長は「週刊東洋経済」の特集主義を讃えながら、バックナンバーを揃える書店の売上げが平均２０％伸長している実態を伝えた。
当日は書店・取次会社など210人が参集した。
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