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インプレスHD、第3四半期連結業績/書籍は堅調、雑誌低迷
日時: 2010/02/23 11:05:36
情報元: 新文化

インプレスホールディングスは2月4日、2010年第3四半期連結業績を発表した。売上高が前年同期比9・3%減の131億8600万円、経常利益が同10・3%減の9600万円、四半期純利益が2億6100万円(前年同期は赤字)となった。出版事業は全分野において、書籍が堅調に推移したものの、雑誌が広告収入の低迷により、減収となっている。

出版事業をピックアップすると、「IT」分野では年賀状関連ムックの出荷は増加したが、雑誌・デジタル一眼レフ関連のムックは出荷・広告は減少し、雑誌・ムック・広告は減収となった。書籍については「「Windows7」関連などの新刊タイトルが増加し、既刊書の売上げ減少をカバー。前年同期並みの売上げという。これにより、「IT」分野のメディア事業は売上高が同5・7%減の35億4500万円となった。

リットーミュージックなどの「音楽」分野では、書籍・楽譜は堅調に推移したものの、雑誌・ムックについては、採算が悪化していた女性ファッション誌2誌の休刊による減収のほか、他誌の広告収入が減少。そのため、売上高は同19・1%減の18億4500万円と大幅に減った。

「デザイン」分野ではデザイン関連書籍は堅調に推移したが、雑誌の販売・広告収入が減少し、売上高は同13・2%減の8億1100万円となった。山と溪谷社などの「山岳・自然」分野では、不採算製品の整理や規模縮小のため、売上高は同11・7%減の16億6100万円に。しかし、返品減少や原価削減などで営業利益は1億6400万円と黒字に転化した。
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