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ゲオ、利益率改善で増益
日時: 2009/11/20 12:07:17
情報元: 新文化

ゲオは11月6日、2010年3月期第2四半期連結累計売上高が前年同期比0.1%減の1153億2600万円、経常利益が同100.3%増の59億1900万円、四半期純利益は26億0800万円(前年上期は赤字)と発表した。

利益面が伸びているのはレンタルDVDの償却負担が減ったほか、レンタルDVDの購入を計画値より20億円ほど減らしていることなどが要因。下期も計画に対し15億円ほど購入を控える予定。

同社もTSUTAYAと同様にCD・DVD販売は落ちているが、当期に不稼働在庫の評価損5億円を計上している。すでにセールなどによって在庫は処分しており、購入金額も第1四半期は17億円だったが、第2四半期は7億円に減少させるなど対応済み。

セグメント別では、ゲオショップなどの「メディア事業」の売上高が同4・8%減の955億3400万円と減収傾向にあるが、営業利益は同59.7%増の71億1300万円と増加。出店数の減少などがその要因という。

また、フォーユーの連結子会社化によって「リユース事業」は売上高が同110.2%増の89億0400万円と大幅に伸びたが、営業利益は2億8700万円の赤字だった。

ゲオショップ直営店(既存店)の当期の売上げ動向は、「レンタル」が同2.2%減、「リサイクル」が同2.6%減、「新品販売」が同11.6%減。ゲオショップは9月末で同12店増の964店。そのうち、直営店は4店出店も4店閉店し、787店。

通期予想については、「消費環境は来年以降も厳しいのでは」(久保田貴之副社長)との見通しから、売上高は2410億円に下方修正。ただ下期の出店計画を引き下げたことなどから、営業利益は計画比15億円増の120億円、経常利益は同20億増の115億円、当期純利益は同8億円増の53億円に上方修正した。

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