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【 森山京氏に赤い鳥文学賞 】 日書連
日時: 2009/07/21 11:10:20
情報元: 日書連

 赤い鳥の会が主催する、赤い鳥文学賞、新美南吉児童文学賞、赤い鳥さし絵賞の贈呈式が7月1日に豊島区の自由学園明日館で行われた。

 受賞したのは、第39回赤い鳥文学賞に森山京氏『ハナと寺子屋のなかまたち 三八塾ものがたり』(理論社)、第27回新美南吉児童文学賞に山中利子氏『遠くて近いものたち』(てらいんく)、第23回赤い鳥さし絵賞にささめやゆき氏『彼岸花はきつねのかんざし』(学習研究社)。

 贈呈式で、選考委員の宮川ひろ氏は「森山さんの作品は、江戸時代を舞台に教育の原点を子どもたちに静かに語りかけている。

これこそ赤い鳥文学の世界を継承する作品だということで受賞が決まった。

山中さんの詩集は、叱られたとき、けんかをしたとき、涙を流して一人で歩いた日の思いを代弁する『あした』という作品が巻頭に置かれ、続く作品の世界へ誘い込んでくれた」と選評。

あまんきみこ氏はさし絵賞受賞作について「女の子と子ぎつねの出会いの喜び、戦いの恐ろしさが静かに伝わってきた」と述べた。



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