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丸善、店舗を広告媒体に 「マルエムビジョン」など公開
日時: 2009/06/16 09:49:42
情報元: 新文化

丸善と大日本印刷は6月2日、東京・丸の内の丸善丸の内本店で、店舗を広告媒体として活用する「丸善店舗メディア」の説明会を実施した。会場には出版社や広告関係者など250人以上が出席した(写真)。

「丸善店舗メディア」とは全国22書店、大学売店106店の店舗を広告媒体として提供するもの。具体的には店内外のポスター掲示、サンプル商品の配布、デジタルサイネージ、店内・店前イベントスペースの提供など。説明会では、4階のギャラリースペースでデジタルサイネージの「マルエムビジョン」のデモなどが行われ、1〜3階では各階で実施している広告展開を紹介した。

とくにアピールしていたのが「マルエムビジョン」。本や雑誌、DVDなどの紹介や作家のインタビューなどを10〜15分にまとめて、46インチの液晶モニターで繰り返し放映するというもの。現在、丸の内本店、日本橋店(東京)、名古屋栄店(愛知)の3店舗で展開している。当日の説明会では出版社など12社が出稿しており、1カ月の標準広告料金は30万円(3店舗合計)という。

その後の懇親会では、大日本印刷C&I事業部の西島寛治事業部長が挨拶。「店舗広告は従来から一部で展開していたが、DNPに丸善が参画して、新しい技術、ノウハウ、マーケティングを加えて、新しいメディア商材を開発していきたい」と話した。また、丸善の大越久成執行役員店舗事業部長は「書店の集客力は高く評価されており、顧客の情報感度もいい。メディア媒体としての価値は高いと自負している」とマス広告との違いを訴えた。

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