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【 家庭テキスト4誌30円上げ 】日書連
日時: 2009/02/12 12:38:03
情報元: 日書連

NHK出版は2月2日午後2時から新宿・京王プラザホテルで「春の出版企画説明会」を開催した。

 説明会の冒頭、遠藤絢一社長は「ゴルフの石川遼選手はインタビューの話し方がとても17歳とは思えない。

自分がこういう話し方をできるようになったのは小さい頃から両親にたくさん本を読んでもらった結果、今でもたくさん本を読む。

そのおかげだということを言っていた。
改めて本というのは人間を育てる力をもっていると実感した。
この十数年来、出版不況が続き、ともすればあきらめがちだが、混迷の時代こそ本の果たす役割がある。
編集、営業とも本の魅力を伝える出版活動を展開していき、一人でも多くの読者が書店に足を運んでもらえるよう努力する」と述べた。
 続いて荒井正之販売促進部長兼首都圏支社長が今年度の営業成績について「テキストの売上は12月までに102・1%。
語学テキストの定価上げが売上げに寄与し、前年並み。
家庭テキストは『きょうの料理』12月号の冷凍おせちがヒットして実売を伸ばし、後半復調の兆しが出てきた。
大河ドラマ『篤姫』のドラマストーリーは3部で88万部。
11月に発売した『天地人』普及版も80万部を突破した」と報告。
2009年のテキストについては家庭4誌は3月発売の4月号より発売日を16日から21日に変更。
定価は30円アップして530円にする、『基礎英語1・2・3』はCD付きテキストとなり、定価1580円で発売する、無料誌『速報NHK英語テキストナビ』を30万部発行する、NHK出版ホームページに書店専用コーナーを開設した――などと説明した。
 語学・家庭テキスト、書籍新企画については担当部長から説明が行われた。
大河ドラマ『天地人』は1月31日の放送が関東地区24・2%、関西地区25・8%と、過去10年で2番目によい滑り出し。
『新装版天地人』は上巻30万部、中下巻各26万部、ムック『大河ドラマストーリー天地人』も34万部と『篤姫』に迫る勢いであることが報告された。

メンテ

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