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【 連結売上げ0.3%微減 】 日書連
日時: 2008/12/24 16:55:05
情報元: 日書連

 日販の第61期中間決算(20・4・1〜9・30)がまとまった。

連結子会社22社を含む日販グループの連結売上高は3753億9500万円で前年同期比0・3%の減収となった。

CVSルートが40億円の減収だったものの、新規取引拡大、ハリー・ポッター7巻発売、MPDのTSUTAYA向け取引拡大などもあり、販売額は微減に留まった。

 連結ベースの販売管理費は420億5百万円で、対前年1・2%減。

日販単体ではリニューアルした王子流通センターの稼働による効率化が図られ、運賃コストが改善したこと、MPDの配送コスト改善、出版共同流通の生産性向上で販売費が4・1%減少したことが大きかった。

 営業利益は75億3100万円で24%増、経常利益は28億3100万円で69・5%増。

中間純利益は7億9800万円72%の増益となった。

半期ベースでは連結決算で過去2番目の増益。

 日販単体の売上高は3086億6200万円で、対前年0・7%減と11期連続の減収。

売上高の内訳は書籍が1205億4900万円(2・9%増)で、イオングループやアマゾンとの取引拡大、ハリー・ポッター7巻の発売が貢献した。

雑誌は1614億4300万円(2・5%減)で、CVSルートの落ち込みが影響した。

開発商品は266億7千万円、4・9%減。

返品率は配本パターンの見直しにより書籍が0・2ポイント改善して41・5%。

雑誌は0・8%悪化して36・9%。

総合で0・5ポイント増の37・3%。

 日販単体の期末従業員は41名減の1668名。

期中の増床は214店、2万1554坪、減床208店1万3641坪。

 9日の記者発表で柴田副社長は「10月以降、経済環境は急速に悪化しており、減収の幅は拡大する見通し。

楽観はできない。

売上げだけでなく、効率面にも意を用いていく」と述べた。

 日販連結中間損益計算売上高  375、395売上原価 325、858売上総利益 49、537販売費及び一般管理費      42、005営業利益   7、531営業外収益    661受取利息      96その他の収益   565営業外費用  5、361支払利息     129売上割引   5、175その他の営業外費用 56経常利益   2、831特別利益      33特別損失     690税引前中間純利益       2、173法人税等   1、010法人税等調整額  113少数株主利益   251中間純利益   798

メンテ

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