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【 書き下ろし100冊を企画  講談社】日書連
日時: 2008/11/04 17:26:55
情報元: 日書連


 講談社は10月23日午後5時から本社N棟201会議室で「2008年秋新刊書籍説明会」を開催した。

 説明会では、渡瀬昌彦広報室長が「3月に開催した春の新刊発表に続き、今回は本年10月以降に出版を予定している新刊書籍の発表会を実施することにした。

書籍編集担当者が各自の持ち時間を使って直接、新聞社などメディアの皆様にプレゼンテーションする。

『創業100周年書き下ろし100冊』の説明も行う」と趣旨説明した。

 野間省伸副社長は「講談社の書籍部門は市場環境同様厳しい状況が続いているが、少しずつではあるが明るい兆しも見えてきた。

2月末に刊行された東野圭吾の『流星の絆』がTBSの金曜ドラマで放映され、21%を超える視聴率を記録している。

原作も60万部を突破してロングセラーになっている。

9月に緊急出版した『ソロスは警告する』も時代の要請に応える内容で10万部に達している。

また、講談社は来年12月17日に創業100周年を迎えるが、これを記念して11月から『書き下ろし100冊』という企画をスタートする。

期待していただきたい。

今後も皆様とコミュニケーションを密にとって、よりよい関係を築いていきたい」とあいさつした。

 続いて金田明年文芸局次長が講談社創業100周年記念出版「書き下ろし100冊」について説明した。

この企画は2008年11月から2010年11月までの2年間にわたり実施。

文芸、ノンフィクション、児童書など各分野のベストセラー作家を中心に、子供から大人まで幅広く楽しめる書き下ろし作品を刊行していく。

11月刊行の第一弾ラインナップは、文芸部門4作品・5冊、ノンフィクション部門1冊、児童書部門6冊。

金田次長は「講談社の原点『おもしろくて、ためになる』の精神に立ち返って、活字の力や物語の面白さを次の100年に伝えていきたい」と説明した。

 このあと文芸局、学芸局、生活文化局、児童局、総合編纂局、ディズニーの各局ごとに新企画をプレゼンテーションした。

 説明会のあと、26階レセプションルームで懇親会を催した。



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