出版・書店 業界 NEWS BOOKSルーエ


出版書店 業界NEWS TOPへ > 記事閲覧           新文化 定期購読 受付  

【 『ハリー・ポッターと死の秘宝』7巻も買切り、返品5%枠 】 日書連
日時: 2008/03/08 08:35:01
情報元: 日書連

〔流通改善〕 女子栄養大学出版部が今後売上げカード郵送による報奨金支払いを中止すると申し入れてきた問題で、藤原委員長は「POSレジによる売上げ調査を実施して出版社は270社程度あることがわかったが、POSレジ調査の出版社も郵送を認めていないかどうかはわからない。

POSレジを持たない中小書店の切捨てにつながる可能性もある」と述べ、書協加盟500社を対象にアンケート調査を実施する方針を説明した。

 調査項目は1:報奨金支払いの対象(POSデータのみ、売上げスリップのみ、両方)、2:POSデータと報奨券の割合(書店数、冊数)、3:1冊あたりの報奨額、4:一括採用分の扱いで、3月5日までに回答を求めることにしている。

 この方針に対し、茨城組合大野理事長は同組合でも独自に調査してみたいとしたほか、青森組合鶴谷理事長は「POSデータとスリップは用途も異なる。

スリップを排除するのは問題ではないか」と発言した。

 7月23日に発売するハリー・ポッターシリーズ第7巻『ハリー・ポッターと死の秘宝』については、2月21日に静山社と再度話し合いを行ったが、同社は販売方法は第6巻に順ずるとする方針を崩さなかった。

 この結果、第7巻の販売条件は上下巻セット、定価3990円、注文締め切りは5月23日、5%の返品許容、初回配本分と7月23日から30日までの注文分には1冊40円の報奨金を付ける――という。

 また、全巻完結に伴い、1:1〜3巻スターターセット(初回のみ4カ月長期、以後注文扱い)、2:全巻セット(買切り)、3:特製ハリーポッター豪華木製BOX(定価4935円、事前予約特価2835円、第2次予約特価3885円、買切り)も発売する。
メンテ

Page: 1 |