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【 書店売上高4.0%減に 日販経営相談センター調べによる 】 日書連
日時: 2008/03/08 08:32:04
情報元: 日書連
参照: http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=6357


 日販経営相談センター調べによる2007年の年間書店分類別売上調査が発表された。

これによると07年の売上は前年比4・0%減だった。

すべての月で前年を下回る厳しい状況が続いたが、特に前年『ハリー・ポッターと謎のプリンス』が発売された5月期は8・9%の大幅減となり、年間全体の実績に影響を与えた。

調査期間は07年1月から12月。

調査店は291店。

 売上高前年比を規模別にみると、すべての規模で前年割れ。

201坪以上1・1%減、151〜200坪1・9%減、101〜150坪4・1%減、51〜100坪4・9%減、50坪以下5・6%減と、規模が小さくなるほど落ち込みが大きく、中小書店の経営悪化が浮き彫りとなった。

立地別でもすべての立地で前年を下回り、なかでも商店街が6・1%減と落ち込みが目立った。

 ジャンル別ではコミックのみが0・8%増と前年をクリアした。

規模別では101〜150坪、151〜200坪、201坪以上の3規模で前年をクリアし、特に201坪以上は5・4%増の高い伸びを示した。

また、新書は1・1%減と前年にわずかに届かなかったが、『女性の品格』をはじめとする教養新書が好調で、夏場にかけて好調な伸びを示した。

規模別では50坪以下が0・2%増、201坪以上が1・6%増と前年をクリアした。

 一方、中小書店の売上に占める構成比が高い雑誌は3・9%減と厳しい状況が続いている。

小規模店ほど落ち込みが大きく、50坪以下は5・6%減と中小書店の雑誌不振が顕著となっている。

最も落ち込みが大きかったのは専門10・6%減。

文芸はハリー・ポッターの影響を受けた5月期実績が年間全体に大きな影響を与えて8・2%減。

また、電子メディアとの競合で辞典が6・7%減、地図旅行が6・3%減となった。

 客単価は0・1%減の1129・1円。

50坪以下、201坪以上が前年を上回り、51〜100坪、101〜150坪、151〜200坪が前年を下回った。




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