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図書コード管理センター、取協の新ISBNコードの運用に対し抗議
日時: 2006/11/02 09:26
情報元: 新文化



日本図書コード管理センターマネジメント委員会は10月30日、取協が同25日に発表した「13桁ISBNコードの運用に関するお願い」対し、「いくつかの問題点がみられる」と再検討を要請した。
要請書では、取協の発表が出版社や出版社団体に事前の相談がなく一方的であるとしたうえ、12月28日からとしている「新コード本」の受付け対応などを問題視。出版社に選択が任されている「発行日」か「発売日」かの切替え基準について、実際の発売よりも遅い「発行日」を基準にした際、受付開始以前に「新コード本」を搬入する必要も出てくる。そのため、当初取次サイドは年末受入れ可能としていたという。
しかし、取協事務局が「12月27日以前に13桁表示本が搬入された場合は取次に滞留させて、年明け書店着とする」「(12月27日までは)受付けないことを窓口で指導する。取協運営委員会の申し合わせ事項」と説明。
これに対し、「同マネジメント委員会内で一切表明されていない。文書化もされていない。共同ボイコットの疑いがある」と抗議している。また、長期・延勘・常備のセット明細を「すべて13桁に」とする方針についても、「現品表示とコードの不一致が生じ、物流現場の混乱を招く」と危惧している。

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