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【 書店ルート2.6%マイナス 】 日書連
日時: 2006/09/25 11:22
情報元: 日書連

2005年のルート別出版販売額は、書店ルートが1兆5076億円、前年比2・6%減で、再びマイナスに転じた。

構成比は65・8%で前年より0・1ポイント減。

一方、CVSルート(取次経由)は0・4%減の4892億円と3年続けて前年を下回ったことが、潟jッテン調べ「2005年出版物販売額の実態とその分析」(日販『書店経営ゼミナール会報』特集号)で明らかになった。

〔CVSルート3年連続の減少/ルート別販売額〕 2005年度の出版物販売額2兆2920億円をルート別に整理したのが表1。

このうち書店ルートは1兆5076億円で前年比2・6%減と、8年ぶりにプラスとなった04年から再びマイナスに転じた。

構成比も前年より0・1ポイント減とほぼ横ばいで65・8%だった。

 CVSルート(取次経由)は4892億円で前年比0・4%減。

前年の0・7%減から0・3ポイント改善したものの、3年連続のマイナスとなった。

構成比は0・4ポイント増えて21・3%になった。

また、二次卸などを経由する販売額は167億円で、この結果CVSルートの総額は5059億円となり、前年比1・8%減少した。

 この他のルートを見ると、構成比で7・6%を占める卸売ルートが3・1%減。

生協ルートは4・4%減で、鉄道弘済会ルート11・6%減、スタンド販売ルート3・7%減、輸出ルート5・2%減、その他8・3%減となっている。

鉄道弘済会ルートと、スタンド販売ルートのマイナスは12年連続になった。

〔セブンイレブン1店1600万円/CVS売上額〕 店舗数100店以上の大手CVS26社を年間総売上額順に並べたのが表2。

CVS全体の店舗数は4万3856店で、前年より7店減とほぼ横ばい。

大手3社で見ると、セブンイレブンは484店増の1万1310店、ローソンは289店増の8366店、ファミリーマートは290店増の6284店。

また、店舗数100店以上の26社の店舗数は合計4万2280店で、CVSチェーン57社全体の96・4%を占めた。

 書籍・雑誌売上額はCVS総合計5059億円で前年比1・8%減。

大手3社はセブンイレブン1874億円(0・3%減)、ローソン817億円(0・8%減)、ファミリーマート577億円(13・4%増)。

年間総売上額が1千億円以上の10社合計では4568億円で、CVS総合計の90・3%、出版物総販売額の19・9%を占めた。

大手26社の合計は4914億円で、これはCVS総合計の97・1%、出版物総販売額の21・4%にあたる。

 年間総売上額に占める書籍・雑誌扱い比率は、年間総売上額1千億円以上の上位10社平均で6・7%だった。

10社中で最も扱い比率が高いのは、スリーエフの7・9%。

次いでミニストップの7・8%、デイリーマヤザキ7・7%となっている。

また、1店当たり書籍・雑誌年間売上額は、上位10社平均で1198万円となった。

トップはセブンイレブンの1656万円で、以下スリーエフ1319万円、ミニストップ1236万円。

〔売上額上位50社で53%の占有率/出版社売上額〕 出版社4260社の年間売上額と占有率の関係をまとめたのが表3。

売上額上位5社の合計額は、前年比6・5%減の6065億円。

6〜50位は5・0%減の8182億円、51〜100位は9・7%減の2964億円だった。

前年比プラス伸長は、1001〜2千位、2001〜3千位の2クラスのみとなっている。

 売上額を占有率で見ると、上位5社で22・6%と全体の5分の1以上。

6〜50位は30・5%を占めており、合算すると上位50社で出版社全売上額の53・1%と過半数を占有している。

以下、占有率は上位100社で64・2%、同200社で75・2%だった。

http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=5331
より引用

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