【 責任販売制に取り組む 】
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- 日時: 2006/01/26 14:28
- 情報元: 日書連
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日販「2006年新春を祝う会」は、11日午前10時半より駿河台の本社5階特設会場で開催。
出版社・書店など2380名が出席した。
鶴田社長は年末年始6日間の売上動向を発表。
「年末は雑誌111・3%、書籍109・8%、合計110・6%と2ケタ増。
年始は雑誌102・2%、書籍97・4%、合計99・6%。
通期で105・6%となった。
しかし、8日まで取ると2、3%下がる。
ジャンル別ではコミック、ビジネス、新書が堅調だった。
これらデータが単品別に取れるようになったことはITの進化とシステム環境整備の結果」と指摘した。
反面、出版業界の制度面では「委託制度、旧来の流通が制度疲労を起こしている。
外圧の力によるのでなく、契約志向で責任販売制度に取り組む環境が十分出来ている。
今年は精力的に取り組みたい」と、今年の課題を述べた。
書店を代表して紀伊国屋書店松原社長は「日本経済も昨年ようやくデフレを脱した。
出版界はこの9年で17%ぐらい売上げが落ちた。
このあたりで前年比3―5%ぐらい上がってもらいたい」と述べたほか、業界の課題として再販問題をあげ、「公取委がポイントを拡充しろとか、やかましい。
こういうことも再販の崩壊につながる。
再販の護持なくして書店の存在はない。
日書連は萬田会長から丸岡会長に変わったが、大いにバックアップしていきたい」と述べた。
日販菅会長、鶴田社長、紀伊国屋書店松原社長、NHK出版大橋社長による鏡開きのあと、大橋社長の発声で乾杯し、来会者とともに新年を祝った。
http://www.shoten.co.jp/nisho/bookstore/shinbun/view.asp?PageViewNo=4850 より引用
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