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講談社/「本田靖春ノンフィクション賞」「科学出版賞」の贈呈式開催
日時: 2023/11/04 16:51:24
情報元: 日書連

講談社は9月14日、東京・千代田区の東京會館で第45回講談社本田靖春ノンフィクション賞と第39回講談社科学出版賞の贈呈式・祝賀会を開催した。ノンフィクション賞は伊澤理江氏『黒い海船は突然、深海へ消えた』(講談社)、科学出版賞は椛島健治氏『人体最強の臓器皮膚のふしぎ最新科学でわかった万能性』(講談社)が受賞した。伊澤氏の作品は第54回大宅壮一ノンフィクション賞も受賞している。
はじめに講談社の野間省伸社長があいさつ。伊澤氏の作品について「王道のノンフィクションでありながら上質のミステリー小説を読んでいるような気持ちにさせられた」、椛島氏の作品について「あらゆる能力を持つスーパー臓器である皮膚のことを最新の皮膚医学の知見をもとに科学的に紹介している」と評した。
受賞した伊澤氏は「取材に協力してくれた専門家から『当時、この事故は絶対におかしいと思ったが、自分以外の誰がそう思っているか分からなかった。あなたは散らばった点と点をつなぎ問題を明るみに出した。それはジャーナリストにしかできない仕事』と言われた。志をもって仕事を続けていく上で忘れがたい言葉となった」と話した。
椛島氏は「コロナ禍で、日本人はマスコミの情報で混乱していると思った。きちんとした一般書を、サイエンスに基づいた分かりやすい言葉で書く重要性を感じた。文章を書くのは難しく今回が最初で最後になると思うが、これからも皮膚病の克服に向けて研究と臨床を続ける」と語った。
メンテ

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