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1月期販売額は4・8%減/コミックスのマイナス続く/出版科研調べ
日時: 2022/04/11 18:48:03
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの1月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比4・8%減となった。内訳は書籍が同0・9%増と微増、雑誌が同12・3%減と2桁減になった。雑誌の内訳は月刊誌が同14・4%減、週刊誌が同2・3%減。
書籍は返品改善が続き、堅調に推移した。雑誌はコミックスの動向に大きく左右される状況が続く。コミックスは前年同月に『呪術廻戦』『鬼滅の刃』(いずれも集英社)、『進撃の巨人』(講談社)など大ヒットが集中し約3割の伸長を示していたため、当月は大幅に減少。一方、週刊誌は「週刊少年ジャンプ」(集英社)の本数が一本多かったことに加え、週刊分冊百科の創刊が前年より3点多かったことで、減少幅が小さかった。
返品率は書籍が同1・7ポイント減の30・2%、雑誌が同1・0ポイント増の43・3%。内訳は月刊誌が同1・6ポイント増の43・8%、週刊誌が同1・5ポイント減の41・0%。単月で週刊誌の返品率が改善したのは21年5月期以来。
書店店頭の売上げは、書籍が約6%減。各ジャンルともマイナスとなったが、児童書は前年並みだった。前月に続き『898ぴきせいぞろい!ポケモン大図鑑(上・下)』(小学館)や「パンどろぼう」シリーズ(KADOKAWA)の売行きが良かった。
雑誌の売上げは、定期誌が約7%減、ムックが前年並み、コミックスが約28%減だった。
メンテ

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