出版・書店 業界 NEWS BOOKSルーエ


出版書店 業界NEWS TOPへ > 記事閲覧           新文化 定期購読 受付  

12月期販売額は10・2%減/前年「鬼滅」人気の反動で大幅減/出版科研調べ
日時: 2022/02/17 14:32:05
情報元: 日書連

出版科学研究所調べの12月期の書籍雑誌推定販売金額(本体価格)は前年同月比10・2%減となった。内訳をみると、書籍は同2・0%減、雑誌は同17・8%減。雑誌は9月期より4ヵ月連続で2桁マイナスとなった。雑誌の内訳は、月刊誌が同18・4%減、週刊誌が同14・0%減。月刊誌は、前年同月に『鬼滅の刃』の最終巻23巻が初版395万部で発行され、『呪術廻戦』(いずれも集英社)とともに全巻が爆発的に売れていたため、2割近いマイナスとなった。週刊誌は各誌部数減と返品増が続き、非常に厳しい状況。
返品率は、書籍が同0・1ポイント増の30・0%、雑誌が同2・8ポイント増の38・5%。内訳は月刊誌が同3・0ポイント増の37・2%、週刊誌が同1・4ポイント増の46・2%。
書店店頭の売上げは、書籍が約3%減。児童書は約5%増と好調で、「かいけつゾロリ」(ポプラ社)、「パンどろぼう」(KADOKAWA)などの人気シリーズが寄与した。
雑誌の売上げは、定期誌が約9%減、ムックが約2%減、コミックスが約30%減。コミックスは前年同月に「鬼滅」「呪術」が大ブレイクしていた反動で大幅な減少となった。
メンテ

Page: 1 |